【万博9日目】人気のイタリア館に行列、週末は1時間半待ちも　チケット売上はきのうで約1237万枚

　大阪・関西万博が開幕して21日で9日目。現在の様子を中継でお伝えします。
　　（取材・報告＝中野颯大 記者）

　きょうは天気も良く、まさに「万博日和」となっています。時折、少し暑いなと思う時間帯もあったんですけども、そんな時は大屋根リングの下で日陰に来ると風もあって涼しく感じられる、過ごしやすい1日となっています。

　そんな日でも、人気のパビリオンには多くの人が列を作っています。そのうちの1つが、この「イタリア館」です。実はイタリア館は、独自のパビリオンで予約が取りやすいと SNS上で話題になっていて、コロッセオ風の外観が特徴的なパビリオンです。

　芸術の国と呼ばれるイタリアのパビリオンなので、中でどんなものが見られるのかといいますと、古代ローマ時代に作られた大理石の彫刻が日本で初めて公開されているほか、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたスケッチなども展示されていて、週末には1時間半待ちになるなど、大人気のパビリオンなんです。

　いろいろな国のパビリオンに行って海外の展示を見たり、現地の国の人と話したりもできる、それも万博の魅力の一つなんだなというのを改めて感じます。

　ただし万博の開幕初日には、通信障害や雨や風の影響を受けたトラブルが数多く発生しました。そんな中、気になるチケットの売上状況について、21日午後3時から万博協会の会見が行われ、きのう（20日）時点で前売り券も含めて約1237万枚の売上となったことが発表されました。これについて協会側は、「開幕して中身が見えるようになってきたことでチケットの売上も伸びてきている。また来たいと思ってもらえるような万博にできるようにしていきたい」とコメントしています。