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【家族連れ必見!】狙うは「平日の午後」満を持して“万博デビュー”のはずが…想定外のトラブルの連続!「振り回される事前予約」「パビリオンより遊具に夢中」「21時過ぎるとお土産買えず」

2025年4月20日 12:00
【家族連れ必見!】狙うは「平日の午後」満を持して“万博デビュー”のはずが…想定外のトラブルの連続!「振り回される事前予約」「パビリオンより遊具に夢中」「21時過ぎるとお土産買えず」
子供3人を連れて万博を訪れてみた

 大阪・関西万博が開幕して1週間。妻と3人の子供が「早く万博に行きたい」と言い出した。日々の混雑状況や情報をウォッチしながら、行くならば『開幕直後の早い段階』『平日の午後』と狙いを定めて、午後からオフとなっていた4月17日(木)、我が家も「万博デビュー」を果たした。ところが、万全を期して臨んだはずが、“想定外”のトラブルの連続が待っていた―。(報告=三宅直)

■第一の関門“複雑”なネット予約 チケットとは別の「万博ID」に悪戦苦闘

 17日に行くことを決めたのは2日前の夜。

 筆者は開幕初日に会場に赴き、万博関連の報道に日々携わっている。開幕初日はゲートをはじめ、至るところで長蛇の行列ができていたが、翌日以降は平日ということもあり、来場者数はほぼ半減。特に午後は、ゲート付近のライブカメラでも空いていることが確認できた。

 家族構成は、妻と小学生5年生の長男(10)、3年生の二男(8)、幼稚園児の長女(5)。

 ただ、『最初の関門』となったのは、複雑といわれるネット上での「チケット購入・予約方法」だ。

 事前に前売り券を家族分、WEB上で購入してはいたものの、入場日やパビリオン予約に必要な「万博ID」は登録していなかった。家族5人分、しかも、大阪府民の子どもには無料招待のチケットもあり、どれをどう紐づけすればいいか、まとめて予約できるのかも分からない。

 1回きりの入場であれば、家族の代表者1人がID登録を済ませておけばいい、ということは後になって分かったが、スマホを片手に別でパソコンを立ち上げてホームページを調べながら悪戦苦闘し、入場予約をするために約1時間かかった。さらに、通期パスだった場合は、全員分を万博IDと紐づける必要がある。

■パビリオン事前予約は「前日午前9時」締め切りに間に合わず

 しかも、パビリオンを予約しようとしても、空いているパビリオンの「事前予約」は前日の午前9時に締め切られることが判明。結局、事前にどこも予約をとることはできなかった。

 パビリオン予約は「2か月前抽選」「7日前抽選」「空き枠先着(前日午前9時まで)」の3種類で、事前にチケットの購入・万博IDの取得・入場日時の指定まで済ませなければ予約はできない。「絶対このパビリオンに行きたい」という人は、時間に余裕をもって予約することをオススメする。

 ただ、子供を4人もつ同僚の記者によると、いろいろな抽選に応募はできるが、予約者ごとに案内や確認のメールが大量に届くという。当たったとしても、事前予約できるのは抽選ごとに1か所のみだ。

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■狙いは「平日の午後」電車も座れてゲートも並ばず