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山火事は延焼続く、住宅84棟被害 強風で消火活動は困難 今後が見通せない状況に 岩手・大船渡市

2025年2月27日 17:52
山火事は延焼続く、住宅84棟被害 強風で消火活動は困難 今後が見通せない状況に 岩手・大船渡市

 岩手県大船渡市で起きた山火事は、県によると、26日夜時点で600ヘクタール以上が焼け、住宅など少なくとも84棟に被害が出ているとみらます。現在も周辺に住む873世帯、2114人に避難指示が出されています。現場から最新情報を中継でお伝えします。(取材・報告=属ちひろ記者)

 岩手県大船渡市からお伝えします。山火事があったのは、あちらの方向です。もくもくと白い煙が風にたなびいて広がっている状況です。

 私がいる場所は火事の現場から5キロほど離れた対岸で、かすかに煙の匂いを感じます。ただ現場に来て感じたのは強い風です。時間帯によっては10分に1回程度、突風のような風が吹いている時もありました。

 きょう(27日)、自衛隊の大型ヘリや県外からの防災ヘリによって空からの消火活動が行われましたが、煙の匂いが凄まじいこともあり、なかなか火元に近づくことができず、ピンポイントでの投下が難しいということです。

 強風が火の勢いを強くする上に、消火活動も困難にさせていて、今後が見通せない状況が続いています。

 現在も住民らに対して避難指示が出されています。私がいる場所は範囲の外ですが、15分ほど前にも延焼が続いているとして避難指示の拡大を伝えるアラートがなっていました。

 市は解除について、火がほぼ消し止められるのを待ってから行うとしていて、周辺住民は不安な日々を過ごしています。

最終更新日:2025年2月27日 18:37