×

クリスマス商戦のターゲットは子供ではなく「キダルト」今年の人気はリバイバル あの人形に名作映画も

2024年12月10日 18:24
クリスマス商戦のターゲットは子供ではなく「キダルト」今年の人気はリバイバル あの人形に名作映画も

 いよいよ子どもたちが待ちに待ったクリスマスがやってきますが、今年のトレンドは“大人”です。

 サンタさんがやってくるクリスマスまであと2週間あまり。良い子にしていた子どもたちは、サンタさんに何を頼むのかな?

 子ども
「ベイブレードがほしい」
「アンパンマンほしい」

 実は、おもちゃを欲しがっているのは子どもたちだけではありません。

 山本真帆記者
「私が小学生の頃大好きだった『たまごっち』。それが、今年の夏から“ミャクミャクバージョン”も一緒に販売されているんです」

 昔懐かしいおもちゃを令和の時代に合わせて変化させた“リバイバル商品”が人気を博していて、そのターゲットとなるのが、「キダルト」です!
 「キッズ」+「アダルト」の造語で、子どものような趣味を持つ大人を指すそうです。

 こちらは半世紀を超えて愛され続けている「リカちゃん人形」。年々種類や衣装も増え続け、今では様々なポーズや衣装を着せた人形をSNSに投稿する“リカ活”を行う大人が多いとのこと。

 そしてこちらは、今月7日に発売されたばかり、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の自動車型タイムマシン「デロリアン」を再現したラジコン。ガルウイングも手動で開閉可能で、子ども時代に映画を見た人の大人心がくすぐられます。

 さらに今、店で一押しの現代版ベーゴマ「ベイブレード」は、いまでは大人が出場できる大会もあり、久しぶりにやってみようと親子で一緒に楽しむ人も多いようです。

 母親
「掛け声は『3・2・1、ゴーシュート!』というんですけど、それは変わってなくて、色や形によって回り方が違ったり、いろんなパターンが欲しいと(子どもが)言っていて」
 30代
「楽しいです。子ども心を思い出しました。ワクワクしますね」

 おもちゃメーカーなどで構成される「日本玩具協会」によりますと、昨年度のおもちゃ市場の規模は初めて1兆円を超えるなど、少子化が続く中でも過去最高を達成。「キダルト」たちが売れ行きを伸ばしたことが要因だったといい、こちらの店舗にも「キダルト」専用のコーナーを設けているんです。

 トイザらスなんばパークス店・蓮田雅弘さん
「お子さまのためにまず足を運んでいただいていると思うが、実際に自分が(店に)来たら懐かしのおもちゃが並んでいて、今だったら自分で買えるというのが、大人の方にも人気なのだと思います」

 もうすぐクリスマス。サンタさん、子どもだけでなく大人にもプレゼントお願いします…!

最終更新日:2024年12月10日 18:24