36人犠牲の京アニ放火殺人事件 丸6年を前に遺族が警察官などに講演 被害者支援への思い語る
京都アニメーション放火殺人事件から丸6年を迎えるのを前に、遺族が警察官などに向けて講演を行い、被害者支援への思いを語りました。
6年前(2019年)に起きた京都アニメーション放火殺人事件では、36人が犠牲になりました。
その一人、美術監督として活躍していた渡邊美希子さんの母親と兄が、犯罪被害者支援に関わる医師や警察官らに向けて、当時の心の内や、被害者支援への思いを語りました。
美希子さんの兄・渡邊勇さん
「このときの感情というのは本当にぐちゃぐちゃで、自分でも今まで味わったことのない感情。『助けて』といえる場所をちゃんと持っておかないと」
美希子さんの母・渡邊達子さん
「『生きているだけで丸もうけ』その通りだと思う。しんどい人に伝えていただけたらと思う」
渡邊さんは、同じように苦しむ遺族らに支援があることを知ってほしいと訴えました。