立命館大学のキャンパスなどで盗みを繰り返し被害総額510万円　元学生に懲役2年8か月の実刑判決

　立命館大学のキャンパスなどで、盗みを繰り返したとされる元学生に対し、大阪地裁は24日、実刑判決を言い渡しました。

　立命館大学の元学生、中村英世被告（21）は、去年2月以降、茨木市にある大学のキャンパスや店舗などで、24回にわたり現金が入ったカバンなどを盗んだ罪に問われています。図書館で席を外した人の所持品などを狙い、被害総額は約510万円相当にのぼるということです。

　中村被告は起訴内容を認め、検察側は懲役4年6か月を求刑していました。24日の判決で大阪地裁は「店舗での窃盗事件で逮捕され、保釈された2か月後に大学で再び犯行を繰り返していて、厳しい非難に値する」として、懲役2年8か月の実刑判決を言い渡しました。