特殊詐欺“架空請求メール”に使うSIMカード不正に契約したか 自称声優の女ら4人を逮捕 警視庁
スマートフォンのSIMカードを不正に契約し、だまし取ったとして、自称・声優の女ら4人が逮捕されました。SIMカードは、特殊詐欺グループの手にわたり、使用されていたとみられます。
警視庁によりますと、職業不詳の古関陽介容疑者(38)や自称・声優の百瀬恵こと萩原百恵容疑者(31)ら男女4人はおととし、仲間と共謀して、スマートフォンの通信に必要なSIMカード4枚をインターネット上で不正に契約し、だまし取った疑いがもたれています。
SIMカードは特殊詐欺グループにわたり、大半は架空請求メールなどを送信するために使われていたとみられていて、4人の関係先などからは、約200枚のSIMカードが見つかっているということです。
■「お小遣い案件がある」異業種交流会で勧誘か
古関容疑者は異業種交流会で自称・声優の萩原容疑者と知り合い、その後、「“SIM貸し”というお小遣い案件がある」などとうたって勧誘したとみられ、萩原容疑者はSIMカード1枚につき、月3000円の報酬を受け取っていたということです。
4人は容疑を認めていて、警視庁は上位にいる特殊詐欺グループを摘発するために捜査を続けています。