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「源氏物語」流行を辿る企画展 屏風や解説本など展示

2024年4月9日 16:10
「源氏物語」流行を辿る企画展 屏風や解説本など展示

 平安時代に紫式部によって創作された国内最古の長編小説といえば「源氏物語」。その源氏物語の発展に関わる江戸時代の資料などを集めた企画展が、岡山城で開かれています。

 源氏物語の名場面を集めた屏風(びょうぶ)。登場人物の女性の後ろ姿を見つめるのは、光源氏です。岡山城天守閣には、源氏物語にまつわる江戸時代の作品19点が展示されています。

 「みやづかえ」という単語が「ゴホウコウ」を意味する事などを記したのは「源氏物語」の解説本。当時の岡山藩の浪人が、現代のクラウドファンディングの様な形で知人から資金を募って自費出版したということです。

 書き写しや書き下ろした絵など、いわゆる「二次創作」で、江戸時代も多くの人が楽しんだ源氏物語。11世紀初めに完成した作品が、およそ600年の時を経て、どの様な広がりを見せたかが伺える企画展は、6月16日まで開かれています。

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