岡山後楽園「延養亭」特別公開

　日本三名園のひとつ、岡山市の岡山後楽園で、歴代藩主の居間として使われた「延養亭」の特別公開が始まっています。特別公開にあわせた1日限定の食事も登場しました。

　襖の向こうに広がる景色。後楽園で最も美しいとされ、歴代藩主が居間として使っていた、延養亭からの眺めです。普段は非公開ですが、後楽シーズンの毎年5月と10月に特別に公開されています。

　今日（22日）は関連催しとして、藩主が食べたとされる御膳が1日限定で再現されました。出されたのは月見などの行事や、殿様が江戸から帰国した際のお祝いとして振舞われた料理です。車エビやアワビ、鯛などの高級食材を用いたお煮しめや肴鱠など、記録や文献にも残されたひと品ひと品。訪れた観光客は歴史に思いをはせながら味わっていました。

　延養亭の特別公開は今月（10月）27日まで行われ、特別な景色をゆったり楽しんでもらうため、事前予約制となっています。