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NTT西子会社顧客情報流出事件 元派遣社員の男 初公判で起訴内容認める

2024年5月23日 18:52
NTT西子会社顧客情報流出事件 元派遣社員の男 初公判で起訴内容認める

 NTT西日本の子会社から顧客情報を売却したとして不正競争防止法違反の罪に問われている男の初公判が岡山地方裁判所津山支部で開かれ男は起訴内容を認めました。

 不正競争防止法違反の罪に問われているのは、兵庫県西宮市の無職、景山昌浩被告63歳です。起訴状によりますと景山被告は2023年1月、当時派遣社員として勤務していたNTTビジネスソリューションズでサーバーに不正アクセスし、名簿業者に顧客情報を送信したとされています。NTT西日本は900万件を超える個人情報の流出を発表。捜査段階では、景山被告が少なくとも2500万円分の利益を得たとされています。

 23日の初公判で景山被告は「間違いありません」と、起訴内容を全面的に認めました。検察側は、借金の返済のための身勝手な犯行などと厳しく非難し、懲役3年、罰金100万円を求刑しました。一方、弁護側は、勤務先を解雇になるなど社会的制裁を受けているなどとして、執行猶予を求めました。

 裁判は即日結審し、判決は7月11日に言い渡されます。

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