岡山県施設の負担金 岡山市議会が支払い決定「いったん支払った上で協議継続」
岡山県と岡山市が県の施設の負担金を巡り対立してきた問題です。岡山市は15日、負担金の支払いを決めました。
15日開かれた岡山市の臨時市議会。議案として4045万円の補正予算案が上程されました。
(大森市長)「無用な市民負担の発生を防止するため、不本意ながら当該負担金を一旦支払った上で協議を続けることとしたものです。」
補正予算案は、岡山県総合グラウンドの火災報知器などの設備更新費用です。岡山市は県からの50パーセントの負担率について不適切と訴え、支払いを拒否していました。補正予算案は委員会に委ねられ、委員からは意見が相次ぎました。
(委員)「プラスの出来事なのかマイナスの出来事なのか市民の目線から考えると分かりにくい。」
委員会を経て予算案は、本会議の採決により全会一致で可決しました。岡山市は延滞金を発生させないため一旦支払いをするものの、県と協議を続けるとしています。