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九州最大の “洋上風力発電事業” 2029年運転開始へ始動「みらいえのしま」開所式《長崎》

2024年7月29日 20:20
九州最大の “洋上風力発電事業” 2029年運転開始へ始動「みらいえのしま」開所式《長崎》

九州最大の洋上風力発電事業が本格的に始動します。

西海市江島沖で事業を行う「みらいえのしま」の開所式が行われました。

事業所を開設したのは、住友商事と東京電力リニューアブルパワーが出資する「みらいえのしま」です。

西海市江島沖の海域は国がおととし、洋上風力発電の「促進区域」に指定し「みらいえのしま」が事業者に選ばれました。

29日は、西海市で開所式が開かれ、関係者が事業の成功を祈願しました。

(みらいえのしま 島田 茂東社長)
「いよいよ地元に根差した事業としての第一歩を踏み出してまいります。持続可能な未来に向けた投資、次世代に清らかな海と自然を残すための使命です」

江島沖には、高さ約300メートルの風車を28基設置。30万世帯分の電力にあたる42万キロワットを発電する計画で、2029年8月の運転開始を予定しています。

(杉澤 西海市長)
「どうやって地元の事業体が入れるか。水産業者とどのように共存共栄していけるかを話したので、市内の産業が活性化することを期待したい」

「みらいえのしま」によりますと、現在は海底の地盤や環境調査を行っていて、来年1月から建設工事に入るということです。