東北電力は女川原発2号機の再稼働が、今年11月頃に延期されたことに伴い、実施されてこなかった大規模訓練を8月上旬に行う方針を明らかにした。

東北電力の樋口康二郎社長は、31日の定例会見で、女川原発2号機の再稼働に向け8月上旬に大規模訓練を行う方針を示した。

この訓練は、大規模な自然災害などで施設の損壊を想定し現場の指揮・命令を確認する訓練で、当初は6月頃に行われる予定だった。

樋口社長は「関係自治体や住民に丁寧に説明をしたうえで、安全対策を優先に全力で取り組む」と述べた。

また、第1四半期のグループ全体の決算は売り上げ高は6145億円で、前年の同じ時期と比べ190億円減った。

最終的な利益は605億円で、前の年の同じ時期と比べ186億円減り3年ぶりの減収減益となった。

東北電力は、燃料費調整制度のタイムラグなどの影響が主な原因だとしている。