3日から5日にかけて「関東甲信地方で大雪」4日は東名などでも「予防的通行止め」実施の可能性も
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3日(月)から5日(水)にかけて前線が本州の南岸に停滞します。4日から5日にかけては前線上の低気圧が東に進む予想で、東京23区を含め、関東地方南部の平地でも積雪となるところがある見込みです。予想よりも気温が低くなった場合は、山地や内陸を中心に警報級の大雪となる可能性があります。
国土交通省関東地方整備局は、高速道路会社などと合同で会見を開いて、幹線道路上の大規模な車両滞留を回避するとともに、影響を最小化するために集中的に除雪をおこなう考えを明らかにしました。
そのうえで、3日は、群馬県から長野県にかけての軽井沢・佐久方面と長野県の安曇野方面、さらに箱根方面で、降雪の状況によっては、4日は東名高速の都心部から静岡区間をはじめ、並行する国道などで「予防的通行止め」をおこなう可能性が高いとしています。
「予防的通行止め」の可能性がある高速道路区間と通行止め開始見込み時間
▼上信越道(藤岡IC~上田菅平IC)
※3日午前4時~午前6時
▼長野道(安曇野IC~更埴IC)
※3日午前4時~午前6時
国道は▼国道1号線
(箱根新道・箱根峠~三島市塚原新田)※3日夕方以降
4日夕方以降、降雪の状況によっては東名高速道路(東京IC~御殿場IC)や新東名高速(海老名南JCT~新秦野IC)、首都高速などでも「予防的通行止め」をおこなう可能性があるということです。
「予防的通行止め」は大雪の際に大規模な車両滞留をおこさないようにするため過去に立ち往生車両が発生した箇所や道路の勾配が急な場所で大雪予報をふまえて、予防的に通行止めを実施するものです。
国土交通省は、ドライバーや荷主企業に対して「出控え」や運行の中止、または運行経路の見直しを呼びかけています。やむを得ず雪道を運転する際は、冬用タイヤの装着などを徹底し、十分な時間的余裕を持つとともに、落雪やなだれにも注意してほしいとしています。