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11日、特別国会が召集されました。午後には首相指名選挙が行われます。首相指名選挙はどうなるのか、中継で伝えてもらいます。 首相指名選挙は国民民主党の玉木代表の進退が不透明になってはいますが、石破首相が決選投票を経て再び首相に選出される見通しは変わっていません。 先の衆院選の結果、少数与党になった自民党・公明党は野党側の協力が不可欠で、石破首相は11日朝、立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表と相次いで会談し協力を呼びかけました。 一連の会談では、政策活動費の廃止や旧文通費の使途公開など政治改革の徹底が求められ、石破首相も対応する姿勢を示しました。 また、キャスチングボートをにぎる国民民主党からは、党の看板政策である「103万円の壁」の撤廃を改めて主張され178万円に引き上げるよう求められました。 国民民主党は、こうした問題での自民党側の協力が予算案の審議や国会での協力の条件にする考えです。 石破首相「野党の皆様方からのご意見というものを誠実に謙虚に承りながら、国民の皆様方に見える形であらゆることの決定をしていきたいということを申し上げました」 国民民主党 玉木代表「我々が訴えている103万円の壁を引き上げる、基礎控除を引き上げる政策なので、これはぜひ協力してくれということをお願い申し上げました。(石破首相からは)与野党協力して進めるべき政策については、進めていこうという話がありました」 石破内閣は11日午前、臨時閣議を、総辞職しました。これを受け、午後に首相指名選挙が行われます。 今のところ、玉木代表のスキャンダルは結果に影響を与えないとみられていて、石破首相が野田代表との決選投票を経て再び首相に選出される見通しです。 決選投票になるのは30年ぶりです。その後、石破首相は新内閣の組閣に臨み11日、第二次石破内閣を発足させる考えです。 これに先立ち衆院選で当選した議員が初登院しました。衆議院では少数与党による国会運営は15年ぶりとなる中、与野党の議員から「国会の風景が一変した」との声があがっています。 多数を失った与党側に厳しい国会運営が迫られるのは間違いないと言えそうです。
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