今月22日の「春の園遊会」で、歓談の形式が62年ぶりに変更されたことについて、宮内庁長官は「一定の効果があった」と評価しました。また、天皇皇后両陛下が、招待者のためにいすを置くことなどを提案されていたことを側近が明らかにしました。 今月22日に行われた天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」では、62年ぶりに歓談のスタイルが変更されました。 これまでの園遊会では、両陛下が歩かれた道筋をほかの皇族方が一列になって追随する形でしたが、同じエリアに人が集中してしまい、去年の「秋の園遊会」では、暑さや長時間の場所取りなどの影響で、招待者5人が体調不良となりました。 このため、宮内庁は、今回の「春の園遊会」で、両陛下と皇族方が歩かれる道筋を3つの方向に分け、招待客の前を分散して回ることができるように変更しました。 今回の園遊会での体調不良者は1人だったということで、宮内庁の西村泰彦長官は、24日の定例会見で今回の道筋の変更について、全体として和やかな雰囲気の中、歓談や食事、散策を楽しんでいただけたのではないかと語り、「一定の効果があった」と評価しました。 また側近によりますと、両陛下は道筋の変更について、事前に宮内庁職員から説明を受けた際、快く了解し、招待者のためにいすを置くことなどを提案されたということです。 両陛下は、今回の新たな取り組みにより、多くの出席者に赤坂御苑内の散策や食事をこれまで以上にゆっくり楽しんでもらえたらと願われていたということです。
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