女川原発2号機再稼働に反対する市民団体が6月東北電力に提出した質問書について、12日、伝えられた15項目にわたる回答を明らかにした。
このうち使用済み核燃料を原発敷地内の乾式貯蔵施設に保管する新たな方針については、具体的な保管期間などを問う質問に対して説得力のある回答は得られなかったという。

団体では乾式貯蔵施設は核のゴミを半永久的に立地自治体に押し付けるものとして改めて再稼働の中止を訴えた。

原発再稼働に反対する市民団体 中嶋廉 世話人
「トイレなきマンションと言われ続けてきた原発が、いよいよトイレがなきマンションになってしまった。原子力政策の破綻だと思う」

女川原発2号機で今年9月の再稼働に向け今後は原子炉に核燃料が挿入される見通し。