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「腐ったみかん」「学力が低い」など不適切な発言で被害生徒は転校 県立高校女子柔道部顧問を停職《長崎》

2024年8月20日 18:25
「腐ったみかん」「学力が低い」など不適切な発言で被害生徒は転校 県立高校女子柔道部顧問を停職《長崎》

県立高校の女子柔道部で顧問を務めた40代の男性教諭が、不適切な指導と発言を行っていたとして、停職6か月の懲戒処分となりました。

この教諭が懲戒処分を受けるのは3回目で、19日に退職願いを提出し受理されたということです。

19日付けで停職6か月の懲戒処分となったのは、長崎市の県立高校の46歳の男性教諭です。

男性教諭は、今年3月下旬から4月上旬にかけて、顧問を務める女子柔道部でやる気のない選手を「腐ったみかん」に例えたほか、

1年生に対し「学力が低い」などの不適切な発言を行いました。

また、別の1年生部員には「経済的に厳しい」「母子家庭」など一部事実が異なる内容をほかの部員が聞こえる状況で発言したということです。

この2人は、入学前から練習に参加していましたが、精神的苦痛を受けたとして転校したということです。

4月に被害を受けた部員の保護者から県教育委員会に連絡があり発覚。

男性教諭はその日から指導を外れたということです。

柔道部は県高総体の団体で17回の優勝を誇る強豪校ですが、この男性教諭は、2013年と2023年にも不適切発言や体罰で懲戒処分を受けていて、19日に退職願いを提出し、受理されたということです。

県教委は「学校の指導体制を改め、信頼回復に努めてまいりたい」としています。