クレイジーラッツ、初生演奏披露で手応え
お笑い芸人の我が家、ロッチ、ハライチによる7人組お笑いユニット「クレイジーラッツ」が8日、都内でライブを行った。
所属する事務所の大先輩「クレイジーキャッツ」のスピリットを継承し、お笑いに音楽の要素を取り入れた活動を通し、日本を元気にしていこうというプロジェクト。メンバーそれぞれが楽器を担当する。ピアノ担当のハライチの岩井勇気(24)以外は、楽器初挑戦だったが、約半年かけて猛特訓。7日、8日の3回公演で、ファンに初めて生演奏を披露した。ジャズの名曲「12番街のラグ」を緊張感たっぷりに成功させた。
ユニットリーダーでドラム担当の我が家の杉山裕之(34)は、連日のアンコールに喜び、「まだまだですけど、へたくそなりに一生懸命演奏ができたかな」と手応えを感じた様子。ギター担当の我が家の坪倉由幸(33)は、「きのうライブが終わった後に外に出たら、路上で弾いている人がいて、めっちゃ上手かったです」と自虐的なエピソードを語った。
ウッドベース担当のロッチのコカドケンタロウ(32)は、「一番練習したのは(自己紹介の時にベースを)くるくる回す練習!」と胸を張り、笑いを誘った。
東日本大震災では、杉山の兄家族が宮城で被災した。一時は連絡も取れなかったが、現在は埼玉の生家に身を寄せて無事だという。「被災された方とかに元気を与えることができるようなことがあれば、ぜひクレイジーラッツで行きたいですね」と慰問についても前向きに検討中。「日本を元気にしていきたいと思います。頑張りますのでよろしくお願いします」とあらためて意気込んだ。