多部未華子、小日向のキスは「慣れました」
KAAT×パルコプロデュース公演「オーランドー」(白井晃演出)の公開けいこが21日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で行われ、キャストの多部未華子(28)、小日向文世(63)らが報道陣の取材に応じた。
女流作家・ヴァージニア・ウルフの代表作を舞台化。あらゆる女性を虜にする美貌をもつ少年貴族オーランドー(多部)が、性や時代を超え、運命の人に出会う姿を描く。
劇中では、赤髪の爆発頭に顔面白塗りという風貌の小日向扮(ふん)するエリザベス女王が、愛するオーランドーにキスをするシーンも見どころのひとつとなっている。
小日向のあまりに奇抜な姿に、取材陣から「笑いそうにならないか?」と問われた多部は、「もう慣れましたので…本番は大丈夫」と、にっこり。小日向とのキスを「光栄です」とはにかんだ。
一方の小日向は「けいこ場で初めて、メ−クもせずにキスしたんですが、そのときはちょっとなんて言っていいか…多部さんのファンに殺されるんじゃないかと(思った)」と恐縮して苦笑い。
多部のファンに向け「ボクはキスするつもりはなかったんですけど、白井さん(=演出)が『ちゃんとブチュっとやってくれ!』と(言うから)」と言い訳をしつつも、役を通して多部とキスできることに「ヤッター!って(思った)」と素直な感想を伝え、笑いを誘った。
23日から10月9日まで同所で上演。その後、10月26日から29日まで東京・渋谷区の新国立劇場・中劇場で上演する。