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伊勢崎市家族3人死亡事故の遺族 過失運転致死傷罪に「納得できない」

2024年9月16日 14:53
伊勢崎市家族3人死亡事故の遺族 過失運転致死傷罪に「納得できない」

群馬県で飲酒運転のトラックが乗用車に衝突し家族3人が死亡した事故で、トラック運転手が過失運転致死傷の罪で起訴されたことについて、遺族が「納得できない」と訴えました。

死亡した湊斗ちゃん(2)の母親「本人たちも悔しいだろうし、私たちも到底納得できないものだし、本人たちのことを考えると悔しくて仕方がない」

今年5月、伊勢崎市でトラックが乗用車に衝突し塚越湊斗ちゃん2歳と父親の寛人さん、そして祖父の正宏さんの3人が死亡しました。この事故でトラック運転手の鈴木吾郎被告が、酒を飲み事故を起こしたとして危険運転致死傷の疑いで逮捕されましたが、前橋地検は先週、飲酒運転については結論を出さず、より法定刑の軽い過失運転致死傷罪で起訴しました。

湊斗ちゃんの母親「(湊斗ちゃんの)誕生日が(9月)28日にあるんですけど、家族で過ごすことを楽しみにしていたので、迎えることができないのはとても悔しいです。過失と言うのはちょっと変だなと、危険のほかは何もないという感じがする。捜査の方に委ねるしかないので強くお願いしたい」

前橋地検は、飲酒と事故の因果関係について捜査を続けるとしています。