原因はドリフト走行か 2人死亡の海中転落事故 仲間も気づかず「車が落ちたかも」と通報か
北海道釧路市の釧路西港で12月16日、乗用車が海に転落し男性2人が死亡した事故で、警察は仲間の車のドライブレコーダーや防犯カメラの映像などから、転落した車がタイヤを横滑りさせるドリフト走行をしていたとみて詳しい原因を調べています。
現場付近には積もった雪の上に円を描くようにタイヤ痕が残され、引き上げられた車のタイヤは左に向いていました。
また、後部座席や運転席と助手席の窓も開いていました。
この事故は12月16日夜、乗用車が岸壁から海に転落し、乗っていた男女3人のうち、20歳くらいの男性2人が死亡しました。
後部座席に乗っていた20代の女性は、岸壁につかまり救助され命に別条はありません。
通報の約20分前に「ドリフトの車がうるさい」と苦情が寄せられ、警察が駆け付けたときドリフト走行はしていませんでしが、仲間の車に「危ないよ」と注意しました。
仲間の車は素直に立ち去ったということです。
しかし、この時にはすでに乗用車が落ちた後とみられ、警察は転落に気づいていなかった仲間が、事故にあった3人と連絡が取れないことなどから、「車が落ちたかもしれない」と通報したとみています。
警察は、亡くなった男性2人のうち、どちらが運転していたのかなど、引き続き捜査しています。