リニア走行 まもなく500万キロに到達「非常に快適」安全性はすでに“営業水準” 山梨
山梨県都留市の実験線で試験走行が行われているリニアモーターカーの走行距離がまもなく500万キロに到達します。安全性ではもう十分に営業できる水準という時速500キロの世界を体験してきました。
山梨リニア実験線では27年前の1997年から試験走行が行われていて、今週にも走行距離が500万キロに到達します。
吉岡キャスター
「リニアの車内は1列あたり4席が設置されて圧迫感などはありません。車窓の景色の動きも速くなってきました。走行距離がまもなく14キロというところで、時速500キロに到達しました!振動はほどんど感じません。非常に快適に乗れる印象があります」
リニア中央新幹線は現在、東京~名古屋間の開通に向けて工事が行われていますが、南アルプストンネルの遅れなどから開業は早くても2034年以降の見通しです。
ただ、試験走行は今後も続けられ更なる低コスト化と快適性の向上に取り組んでいくということです。
JR東海 山梨実験センター 古賀俊作所長
「基本的な技術はもう確立していて(東京から)名古屋までは40分で行けるので、快適な乗り物そこについていろいろと努力していきたい」