大阪府内のインフルエンザの患者数が26日に「警報レベル」を超えたことをうけ、大阪府の吉村知事が27日、感染拡大防止を呼びかけました。吉村知事は「ここ10年で一番ピークが早い。基本的な感染対策の徹底を」と注意喚起しました。大阪府でインフルエンザが警報レベルになるのは、5年ぶりだということです。

　大阪府によりますと、府内での12月16～22日の定点あたりの患者報告数は「45.75」となり、警報レベルの基準値である「30」を超えました。15日までの1週間は「21.64」で、2倍以上に急増し、感染が急速に拡大しています。

　大阪府は、感染が急速に拡大しているとして、こまめな手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策の徹底のほか、発熱などの体調不良時にそなえ、常備薬を確保するよう呼びかけています。

　また、年末年始に体調が悪くなった場合は、年末年始の医療体制について府のホームページに情報を掲載し、電話でも相談窓口を設けています。

▽いま診てもらえる医療機関が知りたい場合
大阪府救急医療情報センター 06-6693-1199（24時間・年中無休）
※医療相談はできません。

▽救急車を呼ぶかどうか相談したい場合
救急安心センターおおさか #7119 または 06-6582-7119（24時間・年中無休）

▽夜間に子どもの急病について相談したい場合
小児救急電話相談 #8000 または 06-6765-3650（午後7時から翌朝8時・年中無休）
※育児相談はできません。