プロの技術を間近で学ぶ 調理師や栄養士を目指す高校生がフランス料理の調理実習
調理師や栄養士を目指す高校生が、本格的なフランス料理の調理実習に臨みました。
講師を務めたのはホテルのシェフで、生徒たちはプロの技術を間近で学びました。
秋田市の国学館高校で行われた、フランス料理の調理実習。
調理科の3年生、34人が参加しました。
講師を務めたのは、ホテルメトロポリタン秋田の渡邊智英シェフです。
作ったのは、「鶏肉の香草パン粉焼き」など、フランス料理の定番メニュー3品です。
渡邊智英シェフ
「このお肉に骨がこう、脇に入っているから、それに沿って肉があまりつかないように、ここ結構丁寧にいっていいと思います」
シェフに教わった通りに、まずは一羽の鶏を部位ごとに切り分けます。
初めての調理過程に苦戦しながらも、丁寧にさばいていきます。
シェフ
「ここ付け根になっているから、こういったらクリクリって回してクッて引いてみて。あー、いいねいいね、そうそうそう。クリクリっと。おー、上手だこと。これが三角の骨ってやつだね」
飲食業の担い手確保につなげようと、秋田県生活衛生営業指導センターが13年前から行っている、プロの講師を招いた調理実習。
生徒たちは約4時間かけてフランス料理3品を完成させました。
メインの鶏肉料理に、たっぷりのゴボウを使ったスープと、絶妙なゆで加減で仕上げたポーチドエッグ。
手間暇かけて作りあげた料理は、おいしさも格別だったようです。
男子生徒
「とてもおいしいです。完璧です!特に大変だったのは、鶏の切り方ですね」
女子生徒
「自分でさばいた分、おいしさがより一倍感じられています」
男子生徒
「やっぱり普段の調理実習とは違って、細かいところまで教えてもらって、難しいなと感じました。ソースのところは、自分フレンチ目指しているので参考になりました」
主催した秋田県生活衛生営業指導センターは、今後も県内の高校などにプロの講師を招き、飲食業の魅力をさらに広めていきたい考えです。