贈収賄事件の実態解明へ 強制捜査で押収した資料の分析進める
県の職員が、道路維持管理業務の下請け業者から現金を受け取っていたとして、収賄の疑いで逮捕された事件で、県警察本部は7日夜、県秋田地域振興局を強制捜査しました。
押収した資料の分析を進め、いつごろから再委託先のあっせんをしていたかなど、実態解明を進めるものとみられます。
この事件は、県秋田地域振興局が発注した道路などの維持管理業務をめぐり、受注した共同企業体に、男鹿市にある目黒林業を下請け業者としてあっせん、見返りとして現金50万円を受け取ったとして、県職員の三浦学容疑者49歳が、収賄の疑いで7日逮捕されたものです。
県警は7日夜、三浦容疑者が今年3月まで勤務していた県秋田地域振興局建設部を強制捜査しました。
熊谷奈都子 記者
「およそ3時間に及ぶ強制捜査 が終わり、捜査員たちが出て来ました。段ボールなどを車に積み込みます」
押収した資料の分析を進め、いつごろから再委託先のあっせんをしていたかなど、実態解明を進めるものとみられます。
警察は、現金を渡したとして、目黒林業の元社長・目黒幹雄容疑者46歳も贈賄の疑いで逮捕していて、ほかにも現金の受け渡しがなかったかなど、経緯を詳しく調べています。