鍾乳洞で真冬体験!? 気温35度超の夏を乗り切る、岐阜県高山市の涼スポット
7月23日、今年1番の暑さとなる最高気温35.7度を記録した岐阜県高山市。街には、風鈴の音色や地元の湧き水で作るかき氷、真冬並みの寒さを体験できる鍾乳洞などさまざな“涼”スポットが注目を集めていました。
“涼”を求めて、岐阜県高山市へ向かった中京テレビ「キャッチ!」。高山市の『桜山八幡宮』では、約2,000個の風鈴が夏の音色を奏でていました。
7月20日~8月24日には、「桜山風鈴まつり」が開催。コロナ禍の2021年、“風鈴は厄除けになる”と言われることから、地元の人が企画したお祭りで、今年で開催4回目を迎えます。
外国人観光客のツアーに組み込まれるなど、少しずつ高山の新たな風物詩になりつつある『桜山八幡宮』の風鈴。観光客からは「夏だから涼しく感じるわね」、「風鈴が鳴ると気持ちがいい」など声が寄せられ、スペインから訪れたという観光客からは、「とても美しい音で、心が洗われます」、「静けさと鳴った時の音のコントラストが素晴らしい」など、日本のならではの音色に注目する声も。
涼を求めて訪れる人が多いなか、風鈴に囲まれながら、組体操のようなことを始めるお父さんと子どもを発見。親子が取り組んでいたのは、夏休みの自由研究で提出する課題。
お父さんによると、挑戦していたのは、“アクロヨガ”と呼ばれるヨガの種類のひとつ。「写真を色々なところで撮りためて、こういった活動をしたよ、とアルバムを作って提出する」と提出内容について話します。
気温が上がる前の朝の時間帯を狙って、写真撮影に取り組む親子。風鈴が涼しげな音色を奏でる『桜山八幡宮』では、訪れた人々が各々に風鈴を楽しんでいました。
地元の湧き水を凍らせた氷で作る絶品かき氷
高山市のそば店『甚兵衛』で、そばと同じくらい人気を集めていたのは「かき氷」。氷は、地元で汲んできた湧き水を1週間かけて凍らせて作るというこだわりぶり。その味わいについて、『甚兵衛』の代表・桑原謹幸さんは、「やはり自然の味だと全然違います」と語ります。
オススメは、7月23日から販売が行われている「飛騨生桃(1,000円)」。旬の飛騨産の桃をたっぷり使った季節限定のかき氷で、8月下旬頃まで、販売を予定しています。
もはや寒い!? 鍾乳洞で気温11度を体感
次に「キャッチ!」が訪れたのは、約2億5000万年の時をかけてつくられたという、大自然の神秘「飛騨大鍾乳洞」。
取材時に最高気温35.7度を記録した高山市ですが、この日の洞内温度はなんと11度。鍾乳石に囲まれた全長約800mの空間は、“涼”を通り越してもはや寒いほど。
まだまだ続く暑い夏。身近な場所で“涼”を探してみては。