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給食ない夏休みの救世主! 児童クラブで弁当配達サービス開始 運用方法検討中で課題は残るも…保護者や子どもからは好評 愛知・刈谷市

2024年8月29日 8:26
給食ない夏休みの救世主! 児童クラブで弁当配達サービス開始 運用方法検討中で課題は残るも…保護者や子どもからは好評 愛知・刈谷市
刈谷市の児童クラブが始めた弁当配達サービス
夏休み中の一苦労が解消されるかもしれません。愛知県刈谷市の児童クラブで弁当を配達する新たな取り組みが始まりました。価格やメニュー、事業者の選定などは審査中の段階ですが、子どもを預ける保護者からは好評のようです。

試験運用中で課題はあるものの…保護者や子どもからは好評

子どもたちが大好きな夏休みも残り1週間をきりました。愛知県刈谷市の東刈谷児童クラブでは、残り少ない夏休みを満喫しようと、子どもたちが元気いっぱいに遊んでいます。

一方、夏休みに子どもを預ける親にとって一苦労なのは弁当の用意。給食がないので、児童クラブを利用する親は子どもに弁当を持たせなければいけません。

親たちに話を聞いてみると「やっぱり朝のお弁当作りは大変ですね」「お弁当は負担になっている。共働きなので大変です」「フルタイムの共働きなので毎年夏休みは頭を悩ませてます」と、やはり弁当作りが負担になっているようでした。

そんな声に応えようと、愛知県刈谷市内の15の児童クラブで新たな取り組みが始まりました。希望する家庭への弁当の注文配達です。価格は550円から690円で、3種類から選ぶことができます。この日のメニューは肉じゃがでした。

弁当の配達を頼んだ親たちからは「気持ちが楽。前日の夜に(弁当の)仕込みをするんですけど、そういうのもせずに夜ぐっすり寝れました」「うれしい。ちょっと楽になる」「夫婦円満の一つの秘訣として期待しています」と好評ですが、実はこの取り組み、価格やメニュー、注文方法、民間の事業者の選定などを審査中の段階。

食中毒対策のため弁当は冷やされた状態で運ばれますが、児童クラブには電子レンジがなく、なかなかお箸でご飯をつかむことができない子どももいました。

元々、児童クラブのお昼はとても大変な時間。約100人もの元気いっぱいの子どもたちに弁当の準備や手洗いをさせたりと、やることがたくさんありますが、ここに配達弁当も加わると、さらに慌ただしくなります。

今後、子どもたちの見守りに支障が出ないような運用にできるかが重要です。

刈谷市役所子育て推進課 佐久間隆史さん:
「運用の負担面というところも審査の基準にしております。子どもの命を預かっている現場ですので、育成のほうに重点を置けるように負担を減らしたいと考えています」

現在審査中の弁当配達サービス。刈谷市は今後、保護者と子どもたちの声を聞きながら、今年の冬休みからの正式運用を予定しています。

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