「キハ40形」の運転体験 参加費2万5000円→即日完売「小さい頃からの夢かなった」
北九州市で11日、JR九州のディーゼル車「キハ40形(よんまるがた)」を運転できる体験会が開かれました。鉄道ファンが、憧れの運転士の気分を味わいました。
北九州市小倉北区のJR九州小倉総合車両センターで行われたのは、「キハ40形」を運転ができる体験会です。
「キハ」の「キ」とは気動車、つまりディーゼル車であること、「ハ」は、客席が普通車であること、「40」は、車両の形式を表しています。
体験会で使用された「キハ40形」は、国鉄時代の1981年から3年前までJR九州で現役だった車両です。全国的にも現役で走る車両は少なく、鉄道ファンの人気が高い車両の一つです。
体験会には、事前に申し込んだ12人が参加しました。参加費は2万5000円ですが、なかなか体験できない特別な時間が提供されました。
■参加者
「ブレーキのかけ方と緩め方がすごく難しいので、すぐには覚えられないのだろうなと思いました。」
旅をするのが好きだという鉄道ファンの夫婦も参加しました。
■妻・谷本雅子さん
「(夫は)イメージトレーニングをすごくしていました。」
夫の茂樹さんが「キハ40形」の運転に初めて挑戦します。運転席につくと、緊張した表情でハンドルを握りました。
■夫・谷本茂樹さん
「小さい頃からの夢の一つでもあったので、うまくはいかなかったですけれど、すごく貴重な体験でうれしかったです。」
運転体験会は今回が44回目で、高額にも関わらず即日完売したということです。