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福岡市の女性(82)約2260万円だまし取られる 警察や検事を名乗る男らからの巧妙な電話やSNSで

2024年1月12日 21:54
福岡市の女性(82)約2260万円だまし取られる 警察や検事を名乗る男らからの巧妙な電話やSNSで
城南警察署

警察や検事を名乗る男らからの「携帯電話が詐欺で使われている」というウソの電話やSNSで、福岡市の女性(82)が約2260万円をだまし取られました。

警察によりますと、去年12月6日頃、福岡市城南区に住む82歳の女性の家に関東の総合通信局を名乗る男から「あなたの携帯電話で詐欺が行われている」とウソの電話がありました。

その後、北海道警察の警察官を名乗る男と電話が代わり「その携帯が犯罪に使われている」と伝えられたことから、女性は男に聞かれるがまま住所などを教えました。

警察官を名乗る男から女性の携帯電話にSNSで女性に対する逮捕状の写真が送られ、男は「逮捕されない代わりに捜査に協力しますと言いなさい」と指示し、今度は検事を名乗る男を紹介されました。女性は、検事を名乗る男の指示に従いインターネットで口座を開設し自分の他の口座から、およそ2260万円を入金し12月末と1月初めの2回に渡り、男が指示する口座に送金したことでだまし取られました。

12日、新たに振込依頼があり女性が入金しようとしたところ、ネット銀行の担当者から詐欺に遭っていないかという連絡があり、女性が警察に相談したことで被害が判明しました。

警察は、電話だけでなくSNSを使ってウソの写真を送信した上で、被害者本人に口座を開設させる巧妙で複雑な手口だとして注意を呼びかけています。