【速報】南海トラフ巨大地震に「注意」を呼びかける臨時情報を発表　事前の避難は伴わず　備えの再確認を　地震が発生したらすぐ避難できるよう準備を　気象庁

8日午後7時15分、気象庁は南海トラフ巨大地震に「注意」を呼びかける臨時情報を発表しました。福岡管区気象台は、今後1週間程度は特に注意が必要な期間として、福岡県では瀬戸内海沿岸について、津波への警戒を呼びかけています。

この「注意」を呼びかける臨時情報は、事前の避難は伴いませんが、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。

この情報が出されると、家具の固定や、地震への備えの再確認など、地震への注意が必要です。通常の生活を送ることはできますが、大地震が起きる恐れがなくなったわけではありません。いつ地震が起きても慌てず行動できるよう、備える必要があります。

気象庁によりますと、午後4時43分ごろに発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震を受け、この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられるとしています。今後の政府や自治体などからの呼びかけなどに応じた防災対応をとってください。

南海トラフ地震には多様性があり、大規模地震が発生した場合の震源域は、今回の地震の周辺だけにとどまる場合もあれば、南海トラフ全域に及ぶ場合も考えられます。

最大規模の地震が発生した場合、関東地方から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れが、また、関東地方から沖縄地方にかけての太平洋沿岸で高い津波が想定されています。