佐賀・みやき町の消火栓ボックス66か所で盗難か 金属製の器具などなくなる
佐賀県みやき町で、火災発生時に住民が初期消火で使う器具などが相次いでなくなっていることがわかりました。
みやき町によりますと、今月1日、消防団員が町内の消火栓ボックスを点検した際に、消火栓とホースをつなぐ「スタンドパイプ」と呼ばれる金属製の器具がなくなっていることに気づき、みやき町に連絡しました。
みやき町の依頼で消防団員が町内400か所を点検したところ、17日時点で66か所の消火栓ボックスからスタンドパイプや、マンホールを開ける金属製の器具などがなくなっていました。被害額は約200万円に上るということです。
消火活動への影響はありませんでした。
消火栓ボックスは住民が初期消火できるよう施錠されておらず、これまで月に1回程度点検していたということです。
みやき町は17日鳥栖警察署に被害届を出し、再発防止のため点検の回数を増やして警報システムなどの導入も検討しているということです。