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【住みたい田舎ベストランキング1位は福島県の…】浜通りの…〇〇町!その魅力とは

2024年2月21日 18:57
【住みたい田舎ベストランキング1位は福島県の…】浜通りの…〇〇町!その魅力とは
人口減少対策が地方創生のカギを握るなか、対策の一つとして注目されるのが「移住」です。福島県内に新たに移り住む人も増えていて、中でもある自治体が注目されています。

■2月2日の内堀知事の会見
「特に地方部の各県は、本県のように移住・定住を増やしたいということで、それぞれ知恵と工夫を凝らす競争相手、『ライバル』であります。」
内堀知事がこう話すなど全国的に注目される「移住と定住」。

福島県の人口は1998年の214万人をピークに176万人に減っていますが、一方で2022年度に移住した人の数は2800人あまりと過去最多になっていて、いま「移住」が注目されています。

こうしたなか、ある自治体に嬉しい知らせが…
■記者
「名刺に1位の文字が印刷されてるんですね。」
浪江町 企画財政課 移住推進係 白戸智係長
「早速使わせてもらっています。」
それが浪江町です。職員の白戸さんの名刺には…「住みたい田舎ベストランキング1位」の文字が!
これは、大手出版社の宝島社が自治体へのアンケートを通じて毎年行っているランキングです。(田舎暮らしの本2月号に掲載)2024年版、人口1万人未満の町の「総合部門」と「若者世代・単身部門」の2部門で浪江町が1位に輝いたのです。

■浪江町 企画財政課 移住推進係 白戸智係長
「まず1位になったことに関して大変光栄。」
気になるのは1位に選ばれた要因で、白戸さんはこう分析します。
■ 白戸 智 係長
「浪江町についてチャレンジのしやすい町になっているのが大きい要因と思っている。」

震災と原発事故で全町避難を余儀なくされた浪江町。
0からのスタートを切ったこの町で、新たな挑戦をしたいと移り住む人が増えています。
2022年に福島市から移住した武田朋之さんは…
■移住者したhaccoba浪江醸造所 武田朋之さん(31)
「いまhaccobaという酒蔵で働いているので、酒造りを通して復興というかそんな感じができたらいいなということで、浪江町に来ました。」

未経験ながら酒造りに挑戦した武田さん、この町で一から学びながら、いまでは商品開発を担うようになりました。
■武田 朋之さん(31)
「僕たちがやっている酒造りも10年20年と続けていって文化として育ったらいい。他の人たちがいろいろチャレンジしていることが続いていって活気のある町になればいい。」

避難指示も徐々に解除され浪江町には、水素の製造施設やロボットの研究開発拠点など新たな産業が誕生。浪江町で暮らす約2100人のうち、武田さんのように移住した人が3割ほどを占めると言います。(2024年1月末現在、居住人口2162人、その内、転入及び出生が756人)

■白戸 智 係長
「浪江町を見に来てほしい、時々でいいので見に来てもらって変化を楽しんでもらって町のファンになってほしい。」

浪江駅周辺の再開発など町に戻る人と、新たに移り住む人に力でさらなる活性化が期待される浪江町、福島県内の魅力発信と移住・定住を引っ張っていきそうです。
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