新八代駅周辺に大規模集客施設やビジネスエリア 八代市が"未来像"を発表
2004年に新八代と鹿児島中央の間で部分開業した九州新幹線。あらから20年、課題となっていた新八代駅周辺の未来像がようやく見えてきました。
11日、八代市役所で行われた会議。そこで発表されたのは、新八代駅周辺の将来像、いわゆるグランドデザインです。2004年3月の九州新幹線の部分開業以来、課題となっていたインフラ整備。八代市は、交通の要衝である新八代駅周辺を“地の利を生かした”広域交流拠点にしようと、2022年から整備計画の策定を進めてきました。
計画では、新八代駅周辺にスポーツ文化コンベンションなどの大規模集客施設エリアのほか、商業、オフィスなど新たなビジネスエリアを設けて、人の流れとにぎわいの創出を目指します。
また、TSMCの経済効果を取り込むため、駅だけでなく高速道路のインターや八代港を物流の拠点にします。さらに、県と協力して工業団地を整備し、新たな企業誘致などを目指すということです。
■八代市企画政策課 浅川公利課長
「次世代を担う子どもさんや若者たちが集うような、にぎわいが少しずつできるような施設ができれば」
八代市は、今年度から2年かけて整備の基本計画を策定する予定です。