「来年は災害なく平和に」の願込め 石川・小松市の神社で縁起物の厄除面づくり本格化
12月に入り、新しい年に向けた準備が進む中、石川県小松市の安宅住吉神社では、開運や家内安全などの縁起物「厄除面」づくりが本格化しています。
厄除面は和紙で作られた翁の面を扇の台紙に張り付けたもので、その家の厄を吸い取り面が黒ずむといわれています。
安宅住吉神社では、毎年、年頭祈願をした人に渡していて、11月19日から来年の分を1つ1つ手作りしています。
2日は巫女らが、金粉や赤色の絵の具を使い面に目や口を描いたあと、台座に糸で張り付ける仕上げの作業を進めていました。
安宅住吉神社巫女・村田 日菜 さん:
「表情を怖く見せるのがポイントなので、そこがすごく大変です。地震などの被害もあり大変な1年だったと思うので、来年は災害などもなく皆様が平和に過ごせるように願いを込めて作っております」
厄除面づくりは12月20日頃まで行われ、5000体を仕上げるということです。
最終更新日:2024年12月2日 16:00