鹿児島高校で企業参加「探究授業」 M&A仲介企業の課題を考える
2022年度から高校の必修科目に「総合的な探究の時間」が加わりました。答えのない課題を生徒自身が考え、解決策を導いていく科目です。鹿児島市の高校で、企業が抱える課題を高校生ならではの視点で解決する授業が行われています。
鹿児島高校では英数科の1年生を対象に、「探究授業」が行われています。
(鹿児島高校 向原 宜臣教諭)
「教員も初めての科目だしノウハウもまだないので、限界もあろうかなと思って企業の力を借りている」
こちらのクラスではM&A、企業の合併、買収を仲介する会社の課題について考えていました。
(発表)
「この企業の売り上げが40億円としたときに従業員が100人なので計算したら30億7800万が残る。そうすれば経営に財政面で苦しむことはなくなるのではないか」
M&Aという言葉すら聞いたことがなかった生徒たち。約1か月で企業の特徴や課題への理解を深め、大人顔負けの発表ができるまでになりました。
(参加した生徒)
「色々な企業を見て自分の頭で考えることが大事だと思った」
(日本M&Aセンター 金山 哲平さん)
「高校生の皆さんが考えるアイデアや発想は面白い。今後、私たちが活動していくうえでも非常に参考になった」
生徒たちは探究の成果を3学期に発表する予定です。