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【台風10号】県内4か所で8月「最大瞬間風速」観測 30日の日中にかけ線状降水帯のおそれ《長崎》

2024年8月29日 19:08
【台風10号】県内4か所で8月「最大瞬間風速」観測 30日の日中にかけ線状降水帯のおそれ《長崎》

強い台風10号は、南部と北部、五島の一部を暴風域に巻き込みながら北上を続けていて、県内5つの市と町に避難指示が出されています。

県内4か所で8月としては最大の瞬間風速を観測。

30日昼前にかけて土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

強い台風10号は午前8時頃、鹿児島県に上陸し、現在は、雲仙市付近を北にゆっくり進んでいます。

現在、南部、北部、五島に最も接近しているとみられ、壱岐・対馬には今夜遅くに近づく見込みです。

南部と北部、五島の一部は暴風域に入っていて、壱岐市石田や大村市など4か所で8月としては最大の瞬間風速を観測しました。

警戒レベル4にあたる避難指示は、現在も長崎市、雲仙市、島原市、長与町、時津町に出されています。

また、島原市と雲仙市には一時、土砂災害警戒情報が出されましたが、現在は解除されています。

30日の日中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、30日午後6時までの24時間雨量は南部、北部で200ミリが予想されています。

30日の波の高さは全域で6メートルで、いずれもうねりを伴い大しけとなる見込みです。

気象台は、30日昼前にかけて暴風、土砂災害、低い土地の浸水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。