商品券配布 野党側追及に石破首相「私費で行った」
石破首相が自民党の新人議員に10万円相当の商品券を配っていた問題で、野党側が「官房機密費を使ったのか」と追及したのに対し、石破首相はあくまでも「私費で行った」と強調しました。
立憲民主党・森本真治参院議員「官房機密費を使ってないのかという、そういう質問をしたところ、官房長官、答弁されなかったんですよ。ですので総理のほうでご説明ください」
石破首相「私費で行っております。それは議員を40年近くやっておりますと、それなりに自由に使えるお金というものはございます。それはもう官房機密費とかそういうものではなくて、歳費等々、これももう長いこと少しずつ積み重ねているものもございます」
また、石破首相は新人議員の事務所に商品券を届けさせたのは自ら秘書に指示したことを明らかにしました。
「10万円は高額でないか」との指摘に対しては「世の中の常識と違うという指摘は甘んじて受けねばならないと思っている」と述べました。
一方、野党だけでなく身内の自民党からも厳しい声があがっています。
自民党・青山繁晴参院議員「違法の疑いがありますので、まず自ら顧みられて、進退も含めて決せられるべきだと思います」
自民党・西田昌司参院議員「けじめをつけてもらいたいと思いますね。(Q:けじめというのは?)退陣するという意味ですね」
夏には参議院選挙を控える中、「石破総理で戦うのは無理だ」との声もあがり始めていて今後、「石破おろし」の動きにつながる可能性も出てきています。