イルカウォッチングの陸奥湾にザトウクジラか
陸奥湾でザトウクジラとみられるクジラが目撃されました。陸奥湾で見られるのは4年ぶりということです。
鯛島を望むむつ市脇野沢地区。観光船「夢の平成号」による恒例のイルカウォッチングがきょうから始まりました。あいにく強風できょうは運航できませんでしたが、出港できればイルカとの遭遇率は9割以上ということです。
★むつ市 山本知也 市長
「より近くにイルカを見ることができますのでぜひ多くのイルカに会えることを願って脇野沢に来てくれればありがたいなと考えています」
さまざまな命を育む陸奥湾では、珍しい生き物が見られることも。体長およそ10メートル前後の1頭のクジラ。「むつ湾フェリー」でイルカウォッチングのボランティアガイドもしている三宅聡至さんが今月3日外ヶ浜町平舘沖の陸奥湾で撮影しました。背びれの形や海に深く潜る様子がザトウクジラの特徴と一致するということです。
★むつ湾フェリーでいるかに会いたい(隊)三宅聡至さん
「今回見つけたクジラは三角形にとがったような背びれになっていてこの特徴がザトウ(クジラ)の特徴の1つだなと 胸びれと背びれは確認出来なかったんですけど多分おそらくザトウクジラだろうと」
午後5時10分ごろからおよそ30分間、カマイルカ数十頭と一緒に津軽海峡に向かって泳いでいたということです。三宅さんは過去にもザトウクジラに遭遇していました。
★むつ湾フェリーでいるかに会いたい(隊)三宅聡至さん
「陸奥湾でザトウクジラを見つけたのは2020年に初めて見つけて撮影していたんですけど今回2度目ということでひじょうに驚いたということと観察できてよかったなというふうに思っています」
県営浅虫水族館によりますとザトウクジラは津軽海峡では目撃されるものの陸奥湾内で見られるのはひじょうに珍しく、三宅さんが目撃した2020年6月以来2度目ということです。イルカやクジラに出会えるかもしれない陸奥湾にお出かけしてみてはいかがでしょうか。