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【県予算2025】③国内唯一の“りんご研究所”は新庁舎!意外な業種が農業参入!?全国トップクラスの「長いも」も大転換!持続可能な「農林水産発展への挑戦」

2025年2月21日 18:17
【県予算2025】③国内唯一の“りんご研究所”は新庁舎!意外な業種が農業参入!?全国トップクラスの「長いも」も大転換!持続可能な「農林水産発展への挑戦」

特集は県の新年度予算案、注目事業を紹介する最終回は「農林水産発展への挑戦」です。
新年度、持続可能な農業をめざし企業の参入を応援、出荷量日本一の奪還をめざしナガイモの生産に使う種イモを大転換します。


平川市の企業「ジョイ・ワールド・パシフィック」です。
測定器や人工衛星などに使われるレンズの加工などを手がけていますが、2021年に新たに始めた事業が…。

★ジョイ・ワールド・パシフィック 木村祝幸 社長
「こちらがイチゴのほ場ですね」

異業種の「農業」です。
イチゴとニンニクの生産、加工品の販売も行っています。
また自社で開発した機器を導入して、積極的にスマート農業に取り組んでいます。

★ジョイ・ワールド・パシフィック 木村祝幸社長
「最初は大変でしたね やっぱりなかなか思うようにいかないことが多いので」
「地域貢献という意味でもそういう形で少しでも地元に貢献出来たらという思いで農業に参入しています」

県の人口と農家の数の推移です。
人口減少が進み、農家の減少と高齢化はいっそう深刻化する予想となっています。

このため県は新年度企業の農業参入を推進します。
県外の企業を中心に意向調査を行い、前向きな企業の支援策も検討します。

また県と市町村が連携して相談に対応する受け入れ態勢の整備や、サイトを活用した情報提供も継続して行うなど持続的な発展をめざします。

★県農林水産部 成田澄人部長
「将来的には企業の方々の力を借りて、企業の方々を担い手としてしっかり位置づけて本県の農業を守っていきたい」

全国に誇る農産物の1つが県産ナガイモです。
ナガイモは葉のわきから出てくる「むかご」を種イモとして育てて生産するのが一般的です。
ただ…。

★県農産園芸課 舘山元春課長
「『むかご方式』での増殖を繰り返すと形の悪いナガイモができることがあります」

ナガイモは平らな形や細長くなるなど形状不良になることがあります。
県はより良い品質をめざし、種イモを「大転換」。
形の良いナガイモの特性を維持できる「切イモ」にします。
新年度から野菜研究所に「切イモ」にするためのナガイモを保管する冷蔵施設の整備を進めます。

★農産園芸課 舘山元春課長
「むかご方式から切イモ方式に大転換を図って、県産ナガイモの収量・品質を向上させる出荷量日本一を奪還する」

一方、漁業ではホタテの生産技術の確立などに取り組みます。
高水温に対応した養殖技術の開発や養殖の管理に水中ドローンの活用など、ホタテガイ総合戦略推進パッケージとして300億円産業の構築をめざします。

★県水産振興課 種市正之課長
「高水温に伴うへい死対策ということで」
「エサとなるプランクトンの動き発生状況とかDXの可能性、こういったものを総合的に検証して、これまでの養殖工程を大胆に見直しをしていく」

ことしは、りんご植栽150周年を迎えます。
県は記念式典や首都圏や海外でイベントを開いて節目の年を祝います。
りんごに特化した国内唯一のりんご研究所は、新庁舎の改築工事が新年度から始まります。

★県農林水産部 成田澄人部長
「青森県がりんご王国としてしっかりつなげていけるように」
「県全体で盛り上げていきたいと思います」

県は新年度予算案の592の事業に487億円を計上し、「農林水産力」を強化します。

最終更新日:2025年2月21日 19:09

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