「慣れが怖い」死亡事故から10年 参加団体向けの安全講習会7月開催 弘前ねぷたまつり
弘前ねぷたまつりで発生した死亡事故からことしで10年となり、改めて安全運行を徹底するため参加団体向けの講習会が開かれることになりました。
弘前ねぷたまつりの合同運行安全会議がきのう夜開かれ、運行団体関係者など80人が出席しました。ことしは去年より4団体増え67団体が出陣する予定です。このうち人形型の「組ねぷた」は去年より3台増えて6台になる見込みです。市によりますと組ねぷたが6台出陣するのは2011年以来13年ぶりです。またことし「弘前ねぷた保存基準」が16年ぶりに見直され踊りやパフォーマンスが緩和される見込みです。
一方、2014年のまつり期間中男性が大型ねぷたにはさまれて死亡する事故が起きてからことしで10年です。市は改めて安全運行を徹底し再発防止に取り組むため7月にねぷたの内部構造や可動システムを確認する講習会を開きます。
★弘前ねぷたまつり合同運行安全会議 松山憲一会長
「やっぱり慣れが結構怖い ここは皆さん気をつけてくださいと毎年繰り返すことでそれぞれ(安全へ)意識が向かう」
弘前ねぷたまつりは8月1日から7日間開かれます。