【仕事始め】県警で本部長が訓示し県庁では知事が抱負…新3区スタートの浜松市長は「飛躍の年に」(静岡)
官公庁は4日が「仕事始め」です。新たな3区の体制がスタートした浜松市では、中野市長が「飛躍の年にしたい」と抱負を述べました。
静岡県警本部で開かれた仕事始め式には幹部ら約50人が出席し、大原光博本部長が組織全体で事件・事故に対処することなどを訓示しました。
(県警 大原光博 本部長)
「本年の県警察の運営指針は、去年に引き続き、県民の信頼に応える警察、正・強・仁です」
また、近年増加している「闇バイト」などによる犯罪への対策について、部門を超えた連携や、デジタル技術の活用などを通じて成果を示したいと決意を述べました。
(川勝知事)
「あけましておめでとうございます」
一方、約115人の幹部職員が出席した県の「仕事始めの式」川勝知事は去年、富士山が世界文化遺産への登録が決定してから10年の節目を迎えたことにふれ、2024年も静岡県の良さを世界に伝えていきたいと抱負を述べました。また、能登半島地震や羽田空港で起きた航空機の衝突事故を例に挙げ「危機管理を念頭に置いて仕事をしなくてはいけないと痛感した」と話しました。その後、年頭の記者会見で総務省から要請を受け、県として石川県穴水町の支援を担当することになったと明らかにしました。
(川勝知事)
「災害マネジメント支援チーム4名がきのうから穴水町に入っています。今後も現地で救出・救助活動や災害対応の支援、情報収集を進めるとともに、必要に応じて追加の人的、物的支援を全力で行ってまいります」
その上で、被災地に職員を追加で派遣するなど、支援を強化する考えを示しました。
一方、行政区の再編により1月1日から新たな3区制がスタートした浜松市では…
(浜松市 中野市長)
「新3区の体制による浜松市がスタートした、飛躍の年になるようにしていきたい」
職員一丸で、人口減少問題や地方創生に取り組もうと“新たな3区”での門出に決意を述べた中野市長。浜松市の行政区は1月1日に、これまでの“7つの区”から中央区、浜名区、天竜区の“3つの区”に再編されました。年末年始には、区役所の看板が取り換えられたほか、東区、西区、南区、北区にあった区役所は“行政センター”に名称が変わりましたが、市民サービスはこれまでと変わらないということです。
中区から中央区に変わった中央区役所では…
(中央区役所 区振興課 中村英克 課長)
「中央区役所区振興課ですね。(記者:新年から名札も変わられ て)そうですね、朝、今後出す通知も中央区と確認して出すように指示を出しました」
一方、市民もまだ馴染みがないようで…
(浜松市民)
Q:区名が変わった実感は?
「(年末は)仕事の名刺を変えたり準備はしましたけど、年変わってから特にない」
「ぼくら浜北にいるから(記者:浜北区も区名変わられまし たよね)浜北は変わってないんじゃないかな(記者:浜名区)あぁ浜名区ってなっている、なじみはないね」
浜松市によりますと、今回の行政区再編で区長や管理職などを中心に81人の職員を削減でき、年間6億5000万円のコストカットができるということです。