「路面にタイヤをとられスリップした」トレーラーが観光バスと車に衝突 7人重軽傷 北海道
北海道富良野市の国道で8日朝、大型トレーラーが凍結路面でスリップし、乗用車と観光バスに衝突しました。
この事故でバスの乗客乗員7人が重軽傷を負うなど、スリップ事故が相次いでいます。
(松本カメラマン)「事故を起こしたトレーラーは道路をふさぐようにとまっています」
道路脇にはみ出したトレーラー。
近くには前方が大きく壊れた観光バスが。
富良野市山部東の国道38号で午前8時半ごろ、大型トレーラーが対向車線を走っていた乗用車と観光バスに相次いで衝突しました。
警察によりますと、観光バスには台湾とオーストラリアから来た観光客が乗っていて60代の運転手が手足の骨を折る重傷を負ったほか、4歳から70歳の観光客6人が軽いけがをしたということです。
(通報した人)「騒然とした様子で、(乗客は)びっくりしたような感じ」
(山﨑記者)「現場付近の路面は凍結していて、滑り止めがまかれているが非常に滑りやすくなっています」
当時路面は圧雪アイスバーンで、事故の直前には別の乗用車が路肩に転落する事故も起きていました。
トレーラーの運転手は「路面にフロントタイヤをとられスリップした」と話しています。
トレーラーと最初に衝突した乗用車の運転手はー
(乗用車の運転手)「トレーラーが頭をちょっと振って立て直そうとしているとき、かわせるかなと思ったが横をこすっていった」
8日朝の道内は、滝川市でも荷台部分がスリップしたとみられるトレーラーが乗用車と衝突するなど、凍結路面による冬型の事故が相次ぎました。
気象予報士は週末にかけてもスリップ事故に注意が必要だと話します。
(気象予報士 山本義幸さん)「9日は低気圧が来て気温が上がって雨が降ります。10日は今度は冬型が強まり非常に冷え込む。10日朝は滑りやすい路面になることが予想されます」
週末にかけ広い範囲で路面の凍結が予想される道内。
スピードの出しすぎや急ブレーキは絶対にやめ、安全運転を心がけてください。