山伏たちがほら貝響かせ浄財募る「松の勧進」年末年始の「松例祭」に向け庄内一円を巡る
山伏たちが家々を回りながら浄財を募る、「松の勧進」が15日、鶴岡市で始まりました。山伏たちは年の瀬に向けて、庄内一円を巡ります。
15日8時すぎー。羽黒山のふもとの門前町に、「松の勧進」の始まりを告げるほら貝の音が響き渡りました。
150年以上続くこの伝統行事は、羽黒山の出羽三山神社で大晦日から元日にかけて行われる祭り「松例祭」の浄財を募るもので、毎年11月15日から始まります。
山伏がほら貝を吹きながら家々をまわってお金や新米などの寄付を受け、家内安全と無病息災を願うお札を渡します。
「回ってくると冬が始まったなと。新年楽しく迎えられるように毎日頑張ろうと思っている」
初日はおよそ10人の山伏たちが3組に分かれて羽黒山のふもとの地区およそ400戸を歩いて回りました。「松の勧進」は来月30日まで続き、庄内一円を清めて回ります。