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結核感染 接触者調査に不備 岡山県

2024年5月1日 16:10
結核感染 接触者調査に不備 岡山県

 岡山県は1日、結核に感染した人の広がりを調べる接触者調査に不備があったと発表しました。

 岡山県によりますと、不備があったのは、2022年に備前保健所東備支所管内で発生した、結核患者の接触者調査です。接触者11人の感染を調べる健康診断が2人実施されておらず、5人は既に死亡していたことが判明しました。患者と接触者は、いずれも高齢者です。

 死亡した5人は結核に感染した届け出がないため、県は「拡大の恐れはない」としています。

 結核は、飛沫や空気で感染する「2類感染症」です。今年4月、引き継ぎを受けた職員が不備に気づきました。当時、保健所はコロナ禍による業務過多が続いていました。岡山県は「チェック体制を見直し組織としての体制を整える」としています。

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