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【死亡事故】エスカレーターの危険 ラッシュ時の福岡市地下鉄では 駆け下りる人・携帯を触りながら歩く人も

2024年6月13日 18:45
【死亡事故】エスカレーターの危険 ラッシュ時の福岡市地下鉄では 駆け下りる人・携帯を触りながら歩く人も
福岡市地下鉄では

東京のスーパーマーケットで12日、80代の女性がエスカレーターに首を挟まれ死亡しました。身近なエスカレーターでの危険について福岡で取材しました。危ないと感じた経験があるといった声も聞かれました。

福岡市地下鉄の博多駅では13日朝、通勤・通学の時間多くの人がエスカレーターを利用していました。

■吉原美樹記者
「走らないで、歩かないでという注意書きがありますが、エスカレーターを見ると歩いている人の姿があります。」

福岡市交通局は転倒などの危険があるため、エスカレーターでは手すりにつかまり、立ち止まって利用するよう呼びかけています。

ただ、朝のラッシュ時にはこんな光景も見られました。

■吉原記者
「電車が到着したからでしょうか、走ってエスカレーターを降りていきます。非常に危ないです。」
「走っています、走っています。」
「荷物を持って、手すりを使わないまま歩いています。」

携帯を触りながら歩く人も見られました。一歩間違うと、重大な事故につながりかねません。

東京・西東京市のスーパーマーケットでは12日、80代の女性がエスカレーターの手すり部分と床との間に首が挟まれた状態で倒れていて、病院に搬送されましたが死亡しました。女性はカートを押しながら地下1階に降りたところで転倒し、何らかの原因で首をはさまれたということです。

日本エレベーター協会によりますと、エスカレーターの事故は2019年までの2年間に全国で1550件起きていて、単純計算すると1日に2件起きていることになります。

このうち、転倒事故は最も多い963件で、靴や服などを挟まれる事故は448件となっています。

■利用者
「自分でも足が絡まったりします。まずいなと思うのですが、どうしても急いでいる時は。」
「こっちが1列に並んでいる時に、荷物を持った人がばーって走っていっちゃうと、ぶつかりそうになるし怖いなって。」

福岡市交通局では、ルールを守ってエスカレーターを利用してほしいと呼びかけています。