こだわりはデコポンの風味 高校生が企業とコラボしてあの人気商品を開発
熊本商業高校の生徒が、自ら企画し仕入れた商品を販売する「熊商デパート」が今年も開催されました。中には企業とのコラボ商品も。
36回目となる熊商デパート。
■生徒
「からあげ弁当いかがですか~」
商業活動を学ぶため、仕入れから販売、経理までを全て生徒が担います。そんな中、飛ぶように売れていた商品が。
山崎製パンと熊本商業のマーケティング部が開発したランチパック。県産デコポンの果汁入りゼリーとミルクホイップが使用されています。今年6月から企業と話し合いを進めて、冬の果物で県民になじみのあるデコポンを使うことにしました。
■マーケティング部 今村桜子部長(2年)
「デコポンの風味を逃がさないように、かつクリームがデコポンを支える味にしたかったので、山崎製パンの方と試行錯誤して、一緒に食べたり味の感想を言い合ったりして作りました」
■生徒
「山崎製パンと熊本商業高校のコラボ商品、ランチパックのデコポン果汁入りゼリー&ミルクホイップの販売を開始しますよろしくお願いします」
いざ、販売が始まると…。
「6個くださ~い」
両手いっぱいにランチパックを買い求める人の姿も。
■購入した人
「熊商のコラボって聞いていていて、ちょうど販売されていたので食べてみようと思った」
■購入した人
「学校の名前も制服も入っていて、すごく良い。熊本県産のデコポンをランチパックで存分に味わいたい」
約1時間で250個が完売しました。
■マーケティング部 今村桜子部長(2年)
「今日の販売で、自分が想定していた以上のお客様が来た。あと1日あるので、もっと数倍のスピードで売れるような理想が持てた」
山崎製パンと熊本商業が共同開発したランチパックは、来年の元日から期間限定で販売され、1袋につき1円が熊本城復旧のために寄付されるということです。