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【山口天気 朝刊10/13】13日(金)は寒暖差注意も芸術的な秋の薄雲に期待の空 週末は一時雲増加でにわか雨も

2023年10月13日 7:00
【山口天気 朝刊10/13】13日(金)は寒暖差注意も芸術的な秋の薄雲に期待の空 週末は一時雲増加でにわか雨も
13日(金)の天気予報

夜間の山口県は、高気圧に覆われてよく晴れた所が多くなりました。沿岸部は少々風が強かった所もありましたが、内陸、山間部ほど風の穏やかな晴天で、放射冷却の影響が強まり、グッと冷え込む朝を迎えています。
※午前6:30までの最低気温(★は今期最低)…徳佐★7.5度、秋吉台★8.9度、豊田9.2度、須佐9.5度、広瀬10.4度、岩国★11.0度、玖珂11.4度、山口★11.8度、防府12.4度、萩★12.5度、油谷13.0度、下松14.1度、宇部15.0度、柳井15.3度、安下庄17.4度、下関18.2度)

気象衛星による雲画像を見ると、大陸から雲が西日本に迫ってきていますが、これは上空の薄雲が中心で天気を崩すものではありません。13日(金)の山口県は、薄雲多めの空ではありますが、引き続き空気は乾燥し、洗濯日和となりそうです。

秋は上空を吹く西よりの風が非常に強い季節で、他の季節に比べて雲が、あまり分厚くならず、横に細かく広がる傾向があります。これにより、青空のキャンバスに細かい模様を描く雲が現れることが多くなります。小さな小石を規則正しく並べた、「うろこ雲」などと呼ばれる巻積雲や、ひつじの大群に見立てた「ひつじ雲」、サバの模様に見立てた「さば雲」など、芸術的な模様の雲の登場に期待したいところです。

また、朝はグッと冷え込んでいても、日中の最高気温は22~26度くらいまで上がる見込みです。激しい寒暖差に対応しやすい服装選びなど、心がけましょう。

今週末は弱い気圧の谷が通過する影響で、土曜日はやや雲が増え、午後中心に、わずかににわか雨の所も。日曜日も朝までにわか雨が少々心配ですが、日中は再び晴れてくる、という天気の流れになる見込みです。

来週は再び秋晴れが続く日々で、当分、雨らしい雨がないことで、空気の乾燥もしばらく続きます。昼と夜との寒暖差も激しい日々が続きそうです。体調管理など十分気をつけて、お過ごし下さい。

小笠原諸島近海には大型で猛烈な勢力に発達している台風15号がありますが、今後は日本の東の海上へと進み、日本列島に近づいてくることはないでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)