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被爆遺構“旧長崎医科大学教室などの基礎” 長崎大学坂本キャンパスの新施設建設現場で発見《長崎》

2024年3月21日 12:45
被爆遺構“旧長崎医科大学教室などの基礎” 長崎大学坂本キャンパスの新施設建設現場で発見《長崎》

長崎大学の坂本キャンパスの建設現場で、新たに、被爆遺構が見つかったことが分かりました。

今後は遺構の撤去後に工事を進めるとしています。

被爆遺構は、長崎大学の坂本キャンパスで去年10月に始まった新しい施設の工事の過程で見つかりました。

調査の結果、原爆によって壊滅したとみられる旧長崎医科大学の2つの生化学教室と資料室のあわせて3つの基礎だったことが分かりました。

ただ、火災や爆風によるひび割れなど被爆当初の痕跡がないなどの理由から、記録保存はするものの遺構を撤去した後、計画通り、建設工事を進めるとしています。

このほか、今年1月には、旧長崎医科大学の旧通用門の門柱や基礎が発見されていて、こちらは、現状保存のため整備するとしています。

旧長崎医科大学の被爆遺構については、爆風で傾いた門柱が長崎原爆遺跡の1つとして、2016年に国の史跡に指定されています。