自民党の石破元幹事長は27日、鳥取県米子市で講演し、9月に行われる自民党総裁選挙について、「この国を鳥取県から変えるということをやってみたい」と述べ、事実上、出馬を表明しました。

自民党・石破元幹事長「この国を鳥取県から変えるということをやってみたいと思っています。そのために役割を果たせれば望外の幸せであります」「時期については（鳥取県の）皆さま方とお諮りします」

石破元幹事長は、これまでも総裁選の出馬についてたびたび言及していましたが27日、さらに踏み込み、事実上、出馬を表明した形です。

正式な出馬表明について石破氏は、「なぜ出馬するのかを整理してからだ」と述べ、早ければ8月前半にも地元の鳥取県で正式に表明する見通しです。

次の総理として国民的人気が高い石破氏ですが、自民党内からは「出馬に必要な推薦人20人が本当に集まるのだろうか」という声も出ています。

こうしたことから、早めに踏み込んだ発言をすることで推薦人の確保につなげる狙いがあるとみられます。