来年度予算案の修正をめぐり自民・公明の与党と日本維新の会との詰めの協議が続いています。

与党側は今週内の決着を目指し調整を続けています。今週6回目となる3党の協議がさきほど終わりましたが合意にはいたりませんでした。終了後、維新の担当者は「3党の言ってることにかなり開きがある」と述べています。

自民・公明と維新の政調会長は21日午前、協議を行いました。高校授業料の無償化では大枠で合意している中、焦点は維新側が求めている社会保険料の負担軽減をめぐる扱いです。維新側が合意文書に4兆円の負担軽減を明記する事を求める中自民党側が難色を示し調整が続いています。

ある維新幹部は「最後は吉村代表が納得するかがポイントだ」と話しています。

与党と維新は最終的に石破首相と吉村代表が党首会談で合意文書に署名する事を目指しています。合意すれば維新は予算案に賛成する方針で来年度予算案は年度内に成立する公算が大きくなります。

一方、与党と国民民主党との103万円の壁をめぐる協議は停滞しています。20日に協議が急遽延期されましたがいまの時点で次の協議はセットされていません。与党側は国民側に配慮し新たな妥協案を提示する考えですが意見の隔たりは大きく先行きは不透明な情勢です。